[物語]


近い未来−。
乗務員30人乗客500人を乗せ、地球より8光年先にあるシリウス星系の惑星ハランスティアに向けて飛び立った恒星間宇宙船"浅雲号"は、海王星の重力域でスイングバイ航法を敢行中に宇宙塵に激突、機関部と居住区の大半を失い、慣性航行状態へと陥った。
破損の少なかった区画を閉鎖しそこに集められた生存者はわずか七名。
その中の一人、宇宙工学の技術者である主人公は残存区域を調査中に事故の影響を受けなった一人乗りの小型脱出艇五隻を発見する。
生存者七人のうち、脱出艇に乗れるのは五人。
主人公の行う選択と、生き残った人たちの想い−。
遠いヘリオスフィアの果てで繰りひりげられる、命を繋ぐための物語があなたの心に感動を呼び起こす。
【恒星間シャトル 浅雲号】

シリウス星系への移民計画の為に建造された恒星間シャトル 浅雲号。
ゲームの物語は、この浅雲号を舞台にして展開される。
第三居住区と呼ばれる浅雲号の一区画に閉じ込められた人たちと対話し、彼らを助けることが主人公の目的である。
浅雲号は国連SDOの委託を受けて光菱重工が製造を担当した。
当時最新のLARMによるデータの通信設備や、超長距離に絶えうる冷凍睡眠システム、反物質エンジンなどの最新技術が搭載され話題を呼んだ。
浅雲号のメインサーバマシンである「カムタミネ」は実験的に導入された対話型OSであり、移民後の開拓をサポートするために多くの人類の叡智がDB化されている。
製造直後、500名余の移民者を載せて地球より8光年先にある惑星ハランスティアへ向けて打ち上げられた。
【故郷 ハルトゥスタン】

浅雲号に乗っている人たちはハルトゥ族と呼ばれる中央アジアの民族。
なぜ彼らは、危険な賭けをして未知の宇宙に旅立たなくてはいけなかったのか。
彼らの悲劇的な歴史が物語の横軸として、ストーリを盛り上げる。
ハルトゥ族は、15世紀頃、中央アジアの山岳地帯ハルトゥースタンに都市国家を建設したイラン系民族。以後21世紀に至るまでトライバルステイツという形で自治を貫いていたおだやかで平凡な人たちである。
しかし宇宙開拓時代の初頭、地球圏の宙域をめぐる国際紛争が世界的な総力戦へと発展してゆく中で、ハルトゥースタンが地上戦最大の激戦地となってしまう。
大戦が終結した時、国土は汚染され、都市は壊滅していた。
UNHCRの調査によれば、戦前ハルトゥースタンに100万人以上いたハルトゥ族は、戦後、全世界で3万人に満たない数にまで減少していたという。









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